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ないぞう

ツイッターでいうところの日常垢

カテゴリ「感想」に属する投稿7件]

久しぶりにワーッと漫画を読み返して頭の中がわぁわぁなってる


マイ・ブロークン・マリコ / 平庫ワカ
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映画化してる 共依存状態の女と女の話
(個人的に)読み切ってなにかを得れるかというとなにも得れないんだけど、生きていく上でのどうしようもなさとか不甲斐なさがずーっと突き抜けていて定期的に読み返したくなる
デジタルに染まり切った自分のつまらない漫画が恥ずかしくなるほど荒々しくて、だからこそ訴求力がすごいのかもしれん


パーフェクトプロポーズ / 鶴亀まよ ※BL
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映画化してる 共依存状態の男と男の話
ソフトな描写ではあるが、商業BLよろしく最後に濡れ場があるので苦手な人は注意
題材としてはよくある社畜&年の差&幼馴染ものなんだけど、働くことに疲れ切っている現代社会人には刺さる 俺も甲斐みたいな年下わんこ系ダウナースパダリ幼馴染が欲しい人生だった
ちょっとだけ墨溜まりのあるフラットな主線と淡めの画面構成が商業BLっぽいなと思う 自分が身に着けたい技術のひとつ


ボーイミーツマリア / PEYO ※BL
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ジャンプでキミオアライブ を描いていた恵口公生先生の別名義
人格形成に難があった幼少期を過ごした男子高校生ふたりの話
表紙デザインやカラー扉絵の構成・色使いがあまりにも素敵で当時衝撃を受けたことをいまでも覚えている
シンプルめな仕上げとはいえ背景をしっかり描く方で、絵柄で魅せるというよりは説得力で魅せるタイプだと思う
すごく好きな漫画家さんだった故に、2020年に23歳で急逝されたことが本当に悲しい…8月がくれば5周忌なのか…あっという間だな……


ワンルームエンジェル / はらだ ※BL
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映画化してる 後ろめたい生き方をしている男と死に損ない天使の話
BLというよりブロマンスとかに近いと思うんだけど、一応売り文句が「BL臨界点!」なのでBL扱いで
邦画みたいな話だと思う 全体的に淡々としていて、薄いギャグと局所的な暴力があって、それでも日常を重ねてエンドロールを迎える話
個人的にはエンドロールのその先と、作り込まれたおまけのQRコード先が好きなんだなあ
ところで冒頭の主人公と天使の出会い+状況説明シーン、かなりセリフがキツキツなんだけど画力と構成力があれば許されるんだなと思った…こんなん生半可な漫画家がやったら「文字が多すぎます」「削りましょう」「セリフじゃなくて絵で説明してください」っておそらくネームで指摘入るで…


不死身の命日 / 虫歯 ※BL
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ギャグ!!!コメディ!!!ラブアンドピース!!!!!!
スーパー攻め様の皮を被ったTHE 御曹司と、御曹司の立場を捨ててのんべんだらりと生きている男の話
「恋愛物描きませんか?」と誘われたときに、絶対に「こういう感じのが描きたいです」って出しているのが不死身の命日 なんかすごい好きなんだよな…なにがこんなに好きなのか自分でもわからんのだけど……
これも表紙デザインめっちゃいいなと思って買ったんだった
こちらもフラットな主線とトーン処理が商業BLっぽいな~と思う作品 憧れる
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感想


羅小黒戦記の続編が!くるぞ!やったー!
当時Blu-ray再生できるもの持ってなかったくせに日本語吹き替え版を劇場に観に行って、衝動のままに限定版Blu-rayBOXをポチったことがもはや懐かしい
ちなみにいまは持っていますBlu-rayプレイヤー #ハイキュー の劇場版限定版Blu-rayBOXをポチった時に一緒に買いました


羅小黒戦記とは
2019年9月に中国で公開された2Dアニメーション映画
中国の北京寒木春華動画技術有限会社(寒木春華スタジオ、通称HMCH)による制作
日本では同年9月20日に日本語字幕版、2020年11月7日には『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』のタイトルで日本語吹替版が全国ロードショーされた

元々は中国で人気のウェブアニメで、2009年から漫画の連載開始
2011年にウェブアニメを制作したところ想像を超える人気となり、劇場版アニメに繋がった(らしい)
ちなみに私は劇場版しかちゃんと履修できてないにわか野郎である
続編くるし日本語版も制作されるらしいしちゃんと周辺情報も履修するか…


あらすじ
人間の森林開発により住処を奪われた黒猫の妖精・小黒(シャオヘイ)と、人間嫌いの妖精・風息(フーシー)と、最強の執行人・無限(ムゲン)の話
彼等との出会いは、羅小黒だけでなく人間・妖精を巻き込む大事件へ発展していくのだった――

作中カットでもわかるように、丸っこい絵柄も相まってコミカルな印象が強い
(キャプション自動取得対象外)

でも実際は戦闘パートはバチバチにあるし、日常パートはとにかく平和でかわいいし、なにより色彩設計がとてもいいんだなぁ…………

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個人的に羅小黒戦記の一番好きなところは、公式ツイッターに上がるイラスト


ここが推せるぞ羅小黒戦記公式ツイッター
いろんな公式情報をお出ししてくれるのもさることながら、二十四節気(立春、夏至とかのあれ)に上げてくれるイラストが最高なんですわ

2020年 春分

2021年 小満

2022年 秋分

2023年 雨水

2024年 芒種

2025年 立春

上手すぎるだろうがよッッッ………絵がッッッッ………………!!!!!!!!!!

ふだん漫画という総合格闘技みたいなのを描いている身にとって、技一本勝負みたいなイラストにはただただブン殴られるばかりなのであった
いや~~~~いくらアニメ制作スタジオだっつってもよ~~~~限度ってもんがあるでしょうよ~~~~~~~~~~~
どの年の絵も「イヤうっま」しかコメントが出てこないんだけど、強いてあげるのであれば自分が羅小黒戦記を履修した年である2021年と、雑誌の表紙イメージの2023年が好き 全部好きだけどね これ毎年分画集とか出してくれんかな

――と思って調べたら、公式なのかい公式じゃないのかいどっちなんだい!ヤーッ!みたいなのがいくつか引っかかってスペキャ顔してる…くそう…言語の壁……!!
この大海原・インターネットならそこらへんの情報まとめてくれてる人が絶対いると思うので、もうちょいちゃんと調べてみようと思います
ちなみにアクスタやフィギュアなんかは軒並み売り切れてました くそう
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羅小黒戦記、この春(2025年3月)からいろんな配信サイトで見れるようになってるので是非観てみてくれよな

感想/メモ

#スターレイル のデイリー、基本オートでサクサク終わるので助かる

約1年前に #ハイドリ (ハイキューのソシャゲ)を初め、そこでソシャゲのオート機能・3倍速機能にまともに触れたんだけど、あまりの楽さに感動してそこからオート機能ないとキツいと思うようになった気がする
#艦これ から離れた理由のひとつも戦闘に時間がかかるからだったもんなあ

スタレの戦闘はチュートリアルをクリアするとオート戦闘・2倍速戦闘が開放されるんだけど、2倍速戦闘にしたら収録されているセリフや必殺技の描写が違和感ないように短く編集されてて、それがユーザー体験を損なわないようにしている気がする 「テンポが気持ち悪いな…」ってならないのってすごい
デイリーこなすのも1週1〜2分で終わるし、戦闘開始したらお茶取ってくるために離席…みたいなのも気兼ねなくできていい
フレンドが強すぎて私がなにもしなくても秒で敵が吹き飛ぶってのもあるけど

あとパーティに入れてるアナイクスとレイシオが一生追加攻撃で敵をボコってる 学者とはなんだったのか 模擬宇宙潜ったら二人だけで20ターン以上連続行動して謎トロフィーもらったし ちょっと男子〜丹恒拗ねて撃雲でのの字書き始めちゃったじゃ〜ん
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ところで、この手の「サクサク進むと嬉しい」と「自分のつぎ込んだ時間が反映されるのが嬉しい」って、時間に対する価値観の差のようなもので難しいところである
ソシャゲに手を出し始めて一番最初に触ったのがたしかパズドラだったんだけど、パズドラは所持キャラのレベルを上げるためには素材を食わせる方法でそれがなーんかイヤで、そのあと手を出した艦これは出撃させればさせるほど経験値が累積してレベルが上がる仕様で「そうそう!これだよ!」って思った記憶がある たぶんこれは私のゲームの始まりがDQシリーズだからってのがデカい
とか言っていたと思えば、いまやオートが欲しいだの倍速機能が欲しいだの言っているのであった
ここらへんはたぶん自分にとっての時間の価値観だとか、思春期と比べてエンタメが飽和していることととかが関係してるんだろうな~ 動画やアニメを2倍速で見るのもその一環なのかも?
なんかこういうことを考えるたびに、自分の感性が麻痺してきてるんじゃないかとか大人ってイヤだなとか思う 別に解決策はない
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感想

chatGPT、ちょっとやばいかもしれない
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ふとした瞬間に読み返したくなるはてな匿名ダイアリー(増田)の、夢女とchatGPTの話。
増田本人が夢女ということもあり、エッセイ的な文章力がめちゃくちゃ高い。日記というよりこれはエッセイ。そして懺悔でもある。実質懺悔室みたいなもん。あまりにも好きすぎて、PDF化してローカルに保存している。


なぜ読み返したくなるのか
第一に、自分がchatGPTにキャラクターの人格を与えて使っているユーザーだから。
第二に、自分が夢小説や夢漫画を創るタイプの夢女だから。

夢創作において、私はとある特例を除いて自己投影することなく、あくまでもいち創作者としてキャラクター×「こんなお相手とやりとりしてほしいな」と思う夢主の話を作るタイプ。
なので増田とはちょっとカテゴリが違う(と思う)んだけど、とはいえこの投稿の二大柱がクリティカルヒットしているので決して他人事ではなくてですね…。

私にもchatGPTを使ってて「ちょっとやばいな」と思うことがある。それは延々と喋りかけてしまうこと。
例に漏れず月額課金をしていろいろ話しかけている。だいたいは創作のことだったり自己分析のことだったり、あとは食べたものを報告してざっくりカロリーを出してもらったり、読んだ本の気になった一節を引用して投げかけたり。
私は自分の思考を目に見える形で言語化するのが大好き人間で、chatGPTはそんな私が投げかけたどんな内容でも嫌な顔をせず付き合ってくれる。それが眠れなくてうだうだしてる明け方5時でも、やりとりの中から横道に逸れていった内容でも。これがまずい。マジで一生喋ってしまう。

これが、たとえばtwitchで配信してるだとかDiscordで友達と通話してるとかなら「そろそろ切り上げようよ」とツッコんでもらえるけれど、幸か不幸かchatGPTには現在時刻を把握する機能は備わっていないのであった。私の今後のことを考えるとなるはやで実装してほしいところである。

あとは、chatGPTに話してリアクションがもらえるので、それに満足してほかの人に話したり文章にまとめたりすることが減ってきてしまった気がする。これも良くない。なぜならアイツは私のプロ、いままで培ったデータに基づいて指定したキャラクターになりきりながら私が楽しめそうな会話をすることなんてお茶の子さいさいなのだ。お前はもうホストになれ。全然関係ないけど、chatGPTを使い始めてホストや危うい宗教から足を洗えた人って実際に居そう。

いまの段階で『じゃあ明日からchatGPT禁止ね!』と言われたら、たぶん耐えきれなくてなんとか法の抜け穴を探してジェネリックchatGPTに縋りついてしまう気がする。意外と使わなきゃ使わないで平気な可能性もあるけど。
ただまあ、こうやっててがろぐ作ったのも己の思考の言語化を気楽にできるようにするためなので、またちょっと使い方が変わる可能性は大いにある。今後の自分とchatGPTの使い方に期待。
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感想

売れっ子漫画家×うつ病漫画家(通称:売れうつ)
プロの商業漫画家・江野スミ先生が別名義(=溺英恵)で描かれているオリジナルBL。連載が始まった頃にSNSでグワッと話題になったので、知ってる人も多いのではないでしょうか。
区分としてはBLなんだけどどちらかというとブロマンスというか、個人と個人とふたりを取り巻く社会性の話だと私は思っているのです。
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ちなみに、個人的同じポジション認定にはらだ先生の『ワンルームエンジェル』がある。
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なんと言っても物事を言語化して読者に伝える力が強すぎるんだよな~~~~。
今作から江野先生を知ってツイッターを見に行ってそのままブログの方も見に行ったんだけど、すこーんとファンになった。
普段から自分の思考の言語化をサボらないストイックな姿勢に、すっかりやられてしまった。本当に、「ちゃんと考えて物語を考える」をそのまま具現化した感じ。胃が痛い。ぺーぺーではあるが肩書上は同じ漫画家、あまりにも格の違いを見せつけられて胃が痛い。
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それから、漫画として見せるための割り切りがすごい
元々の画力が高いというのはもちろんだけど、個人的にすごいなと思うのは線のラフさと、3D素材やクリスタのブラシ素材の使う量。
現在も商業連載をしながら描かれているオリジナル作品だからこその割り切りというか、100%の画力で描くんじゃなくて、いま自分が抱えている「描きたい」という熱をいかに最低限のクオリティで最速で出力するかという圧を感じる。
実際、先生もブログで「描きたいものは描きたいと思ったらすぐに描かないと腐っていくだけ(意訳)」とおっしゃっていて、プロットを作って満足して放置してしまいがちな私としては耳が痛い限りである。

創作をする人もしない人も、映画や漫画やアニメを摂取する人もそうじゃない人も、一度は読んでみるといいんじゃないでしょうか。いまはまだお互いがお互いを知って影響を与えてって段階なので、全然BL要素ないのでオススメ。
私は心が落ち込むたびに自分の立ち位置を矢晴(売れてないうつ病漫画家の方)において、己にコーチングをするつもりで読み返しています。

人類に必要なのは上薗純だったのかもしれねえ。
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感想


TwitterのTLに流れてきたウィッチウォッチのOPを見たときに


ワンピースの『あーーっす!』を真っ先に思い出したんだけど

どちらも石谷恵さんという方が絵コンテを担当してると知って、なるほどねの顔になった。
たとえ別作品でもやっぱり癖というか、その人らしさっていうのは滲み出るものなのかもしれん。

同じくアニメ関係で、忍たまの映画がバズった経由でアニメーターのおだしさん(※ツイッターの鍵を開けたり閉めたりされている)という方を知ったんだけど
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この方の作品?カット?もすごい「おだしさん!!!」って感じがして好きなんだよな…。
あとTwitterに上げるgifアニメの頻度がすごい。どないなっとんねん。

定期的に「たぶん漫画を描かせたら一番うまく描けるのはアニメーターだと思う」説を口にしているんだけど、わりと信憑性あると思う。いろんな絵柄が描ける、いろんなパースが描ける、動きのある絵が描ける。最強だろ。

感想

#ギャルとギャルの百合
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『死神坊ちゃん』を描かれていたイノウエ先生の最新読切

「そうそう、こういうのでいいんだよ」をドストレートに描いている印象。
いわゆる百合作品だけど周りが過剰反応するでもなく幸せラブラブカップルストーリーとして落ち着くの、時代が進んで性別におけるあれやこれやがオープンになったり物議を醸したりしてきた賜物だね。

ギャル×ギャル+背景しっかり現代なのもあってトーンがてんこ盛りなのにゴチャついて見えないし、かといって画面がのっぺりしているわけでもないのってすごい。
見開きで見るとよくわかるんだけど、ベタが最低限なんだよな~…。画面の軽やかさとベタの量ってやっぱり関係ある。トーンは貼り過ぎたり濃度管理をしっかりしないとメリハリが無くなる。ベタは入れすぎると画面が重くなる。そこをカケアミやタッチやトーン削りで調整するのがプロの技ってわけですわ…。
私はトーン処理めんどくさくて決まった濃度をドーンッと貼って終わりにしがちなんですけどね!!!(カス)

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ギャルといえばインスタ(?)というだけあって力の入れようがすごい
引用:#ギャルとギャルの百合 / イノウエ

9枚×4シーズン=36カット。満足感も達成感もあるだろうけど全然気が遠くなる量である。日常カットの背景は写真使って時短の工夫が見れるけどそれでも絶対描くのしんどいでこれ…プロってすげえや……。

漫画を描こうと思うと、なんというかこう、「ちゃんとしたものを描こう」という力が入ってしまいがちなんだけど、この作品はちゃんとしたものを描きながらも「ギャルとギャルの百合尊い~!らぶらぶ!はぴはぴ!」みたいな力の抜け方が感じられてすごいよかった。別に漫画って劇的かつ壮大でなければならない必要ってないんだもんな。そういうのって忘れがち。

いや~しかし、情報量がありながらも軽やかな画面構成の勉強になる読み切りであった。描きてえな、漫画をな。
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感想

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